こんにちはRIN CAMPです。今回はキャンプギアのメンテナンスに関する記事です。
お気に入りのキャンプギアが手に入った時は皆さんとても喜ぶと思います。ただ、せっかく手に入ったキャンプギアも正しくメンテナンスをしていなければ、故障や劣化は免れません。
せっかく手に入れたお気に入りのギアを正しくメンテナンスして末長く使っていくためにもメンテナンスは必須だと思います。
そこで今回は、キャンプには欠かせない刃物類のメンテナンス方法(包丁研ぎ)について書いていきます。
刃物類のメンテナンスはなぜ必要?
メンテナンス方法を紹介する前に、なぜ刃物類のメンテナンスが必要か自分なりに思ったことを書こうと思います。
キャンプで使用する代表的な刃物といえば、バトニング用ナイフや包丁だと思います。
バトニング用ナイフは、バトニングの際にどうしても刃の部分に強い力が掛かってしまいます。それが原因で刃こぼれが起こりやすいです。
ちなみに、自分はモーラナイフを4年ほど愛用していますが、刃こぼれはした事がないので、とてもお勧めです!
また、バトニング用ナイフを使用するのは焚き火のそばです。と言うことは基本的にはタープ等の屋根が無い場所だと思います。もし、急な雨に降られた場合は確実にナイフも濡れてしまいます。そして、濡れたナイフをそのままにしているとすぐに錆びてしまいます。
包丁に関しては、洗い物をした後によく乾燥させないままケースに収納してしまうと、水分が蒸発されずにすぐに錆びてしまいます。
自分はこれで、フェデカのナイフを1発で錆びさせてしまいました。最初のフェデカのナイフの切れ味は凄まじかったので、錆びて切れ味が悪くなった時はとても落ち込んだのを覚えています。笑
この時にギアのメンテナンスの重要性を痛感しました。。
フェデカのナイフは本当に切れ味が良く、適切に使用していけば長く使えるキャンプギアなので、こちらもお勧めです。
包丁研ぎに使用する道具
ここからは、実際に包丁を研ぐ際に必要となる道具を紹介します。
とは言っても、包丁研ぎを行うのであれば砥石1つあれば大丈夫です。
砥石とは、包丁などの刃物を研ぐ専用の石のことです。種類によってはステンレスの包丁は使用できなかったりすることがあるので、砥石を選ぶ際には自分の包丁の材質と照らし合わせて間違いのないように購入しましょう。
自分はステンレスの包丁を研ぎたかったので、ステンレス包丁にも対応している下記の砥石を購入しました。
キャンプショップに売っていて、値段もそれほど高くないと思うのでキャンプ初心者の方にもお勧めです。
砥石を購入する際にもう一つ注意してほしいポイントがあります。それは、砥石の目の粗さです。目の粗さは番号で判別します。番号が若いものは、刃こぼれ等を起こしたときに使用します。反対に番号が高いものは、より切れ味をより良くすることができます。
自分が砥石を購入する際に、キャンプショップの店員さんに教えてもらったのは、最初は真ん中ぐらいの番号の1000番くらいの物を購入すれば間違いないと言うことです。
ですので、自分も1000番の砥石を購入しました。包丁を研ぐと、しっかりと切れ味が戻ったので言うことなしでした。
砥石を購入する際に注意することをまとめると下記になります。
・自分の研ぎたい包丁の材質に対応しているか
・最初に購入する砥石は1000番程度がお勧め
包丁の研ぎ方
包丁の研ぎ方は、片刃か両刃で違いますが料理人の方でない限り基本的には両刃包丁を使用していると思います。
ですので今回は、両刃包丁の研ぎ方を説明していきます。
まず初めに、砥石を20分ほど水につけます。自分が購入したシャンプトン製の砥石はこの工程を省略できるそうです。なんとなくですが、一応水につけてみました。笑
水につけることで、砥糞(とくそ)と呼ばれる泥の様なものが出てきます。これこそが刃を研いでくれる泥になるので決して洗い流さないように注意しましょう。
水につけ終わったら、砥石を砥石台の上にセットします。シャンプトンせいの砥石はケースがそのまま砥石台になってくれるので、とても便利です。
砥石台がなければ濡れ布巾等で代用可能です。
包丁を研ぐ際に砥石に擦り付けるため、砥石が動いて怪我をしない様にすることが目的です。
いよいよ実際に刃を研いでいきます。
まずは、片側を先端・真ん中・根本の3回に分けて研ぎます。
研ぐ際は右利きの人は、右手で柄を持って左手で研ぐ部分の刃を砥石に押さえつけます。
包丁の角度は45°にします。
この状態で、20回ほど包丁を往復させます。先端が終わったら、真ん中、根本と進んでいき、それぞれ20往復します。
コツは、包丁の刃側に動かすときや左手の力を緩めて、包丁の刃と反対側に動かすときはしっかり目に左手で砥石に押さえつけることです。
包丁と砥石の隙間は10円玉が1〜2枚程度入る隙間が理想みたいですが、初心者には難しいのでそれほど気にしません。笑
片側が研ぎ終わったら、包丁をひっくり返して同じ要領で3回に分けて刃を研ぎます。
根本の部分は柄が砥石に干渉する場合があるので写真のように最初と反対側に45°向けて研ぎます。
両側研ぎ終わったら、かえりを確認します。かえりとは簡単に言うとバリの様なものです。刃先を手を切らないように触ってみて、引っ掛かりがあれば、それがかえりです。
かえりが出ていれば、包丁が研げている証拠です。反対にかえりが出ていなければ包丁が研げていないので、再度包丁研ぎの工程に戻って、刃の角度や力の入れ具合を調整してみましょう。
自分は、かえりが出るまで3周もかかってしまいました。笑
最後に、確認したかえりを取る作業です。
かえりが出てる側の刃を砥石の角に優しく擦ります。片側のかえりが取れたら、反対側にかえりが出るので、またかえりをとります。
これを繰り返して、かえりが無くなったところで完成です。
さいごに
今回は、刃物【ナイフ・包丁】のメンテナンス方法(刃の研ぎ方)を紹介しました。
いざやってみると、結構シンプルで楽しい作業です。また、自分でメンテナンスをするとギアへの愛着も倍増します。
ですので、キャンプで刃物は使っているけど、まだメンテナンスしたことがないと言う人はぜひ包丁研ぎやってみてください。
ただ、刃物を扱うのでとても危険な作業であることを忘れず、安全にやってもらえればと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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