こんにちはRIN CAMPです。今回は、愛車である78プラドの内装のDIY記事です。
78プラドを購入してから、一番やりたかったDIYを今回いよいよ行います!天井ウッド化です!
むしろ、78プラドを購入する前から絶対に天井のウッド化はやると決めてました。
以前に78プラドで車中泊仕様のベッドキットも作成したので、よければそちらの記事も一緒に読んでいただけると嬉しいです。
車中泊DIYをするときの車検に関する注意点
車内のウッド化をする前に、車検に関する注意点です。
せっかく車内をDIYして理想の車にしたのに、車検に通ら無いDIYをしてしまうと本末転倒です。
事前に車内DIYと車検について調べておきます。
使用すべき木材について
車の内装に使用する木材についてです。
国土交通省の規格に『内装材料の難燃性の技術基準』が定められており、この基準に適合する材料として「鉄板、アルミ板、FRP、厚さ3mm以上の木製の板(合板を含む)」と定められています。
情報元:https://www.mlit.go.jp/jidosha/kijyun/saimokukokuji/saikoku_104_00.pdf
これを踏まえて、木材を使用する際は3mm以上の厚さがある木材を使用しましょう。
・車検の内装基準として『内装材料の難燃性の技術基準』が定められている。
・木材の場合、厚さ3mm以上であれば難燃性の内装材料と認められている。
車両重量について
次に気をつけたいのが、DIYした後の車両重量です。
こちらも国交相のHPに記載があり、構造変更に関する記載部分に『軽微な変更に該当する条件』として以下の表が載っています。
車種 | 長さ | 幅 | 高さ | 車両重量 |
---|---|---|---|---|
小型自動車、軽自動車 | ±3cm | ±2cm | ±4cm | ±50kg |
普通自動車、大型特殊自動車 | ±3cm | ±2cm | ±4cm | ±50kg |
・車種ごとに軽微な変更とみなされる車両重量の許容範囲が決まっている
使用する材料・工具
使用する材料
使用した材料は以下の通りです。
・銅製金具 8個
・さらタッピングビス 45個
・サラコネジ 12個
・骨組み用杉板 4枚
・羽目板 天井の面積分
・羽目板固定用のビス 適量
・塗料
・車内LED照明
使用する工具
使用した工具は以下の通りです。
・ノコギリ(丸ノコ)
・インパクト
・クランプ
・ランダムサンダー
・塗装道具一式
ノコギリは丸ノコでなくてもOKです。インパクトは作業の進み具合にかなり影響するので絶対あった方が良いです。また、クランプも1人で作業するなら、作業性や正確性が段違いですので使用をお勧めします。
天井ウッド化の方法
それでは、いよいよ天井をウッド化した方法について説明していきます。
初めにアシストグリップを外します。カバーはカッターを刃を出さない状態で使用して取りました。
アシストグリップは一つにつき、ボルト穴が2つ空いています。今回は車体にビスで穴を開けない代わりに、このアシストグリップのボルト穴を再利用していきます。
運転席・助手席まで天井板張りをしようと思うので、助手席のアシストグリップまで外します。
進行方向の骨組みはアシストグリップのボルト穴を利用して設置していきます。
事前に杉板へアシストグリップのボルト穴位置を移して穴を開けておきます。
その後、M6のボルトで杉板を固定していきますが、設置前に銅製金具を杉板にビスで固定しておきます。
銅製の金具は、薄いものであれば手で曲げられるので、車体の湾曲に合わせて曲げておきます。
先程設置した進行方向の骨組みに固定した銅製金具を利用して、進行直角方向に杉板を固定していきます。
この時に、クランプを使用すると作業性が上がるのでお勧めです。
カバーを外すと4本のビスが出てくるので、ビスを外して車内灯を取り外します。
ビスは後ほど再利用するので、なくさずに取っておきます。
ここで、ようやく羽目板の塗装をしていきます。
最初にランダムサンダーで表面処理をした後にローラーを使って塗装していきます。
塗装の量がとても多くて、この作業だけでほぼ1日かかりました、、、
使用した塗料はワトコオイルのミディアムウォールナットです。
羽目板を骨組みにビスで固定していきます。
まず両端の湾曲している部分は後回しにして、平面の部分の3/4程度、羽目板を設置します。
車内灯を羽目板の上から設置するために、車内灯を設置する箇所は羽目板を予め空けておきます。
空けておいたスペースから配線を通し車内灯を設置します。
続いて車内LED照明ですが、自分は両面テープで設置する簡単なタイプを使用しました。ビスでしっかり固定するタイプもありますが両面テープでも全く落ちてこないので大丈夫だと思います。
ですので、羽目板を設置した後に、羽目板に配線を通す用の穴を開けて車内LED照明を設置しました。
最後に残りの羽目板を固定して完成です。
湾曲している部分は、現地合わせになることが多いと思うので、実際の寸法に合わせて羽目板をカットして設置することをお勧めします。
まとめ
今回は、78プラドを購入してからずっとやりたかった天井のウッド化を行いました。
実際に完成して、LED照明を点けたときは本当に感動しました。本当にやって良かったと思いました。
車に乗る度に、木が感じられて本当に最高です!
実際にかかった作業日数は4日間程度でした。効率よく作業できる方なら2日くらいでできると思います。
2024年1月現在、天井のウッド化をして半年ほど経ちましたが、とりあえず何の問題も起きていません。
車中泊DIYの天井ウッド化の方法は色々あるかと思いますが、1つの参考にしていただけると嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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